「伝説の家庭教師」も絶賛「河野太郎の挨拶10カ条」 年末年始の「ひとこと挨拶」に使える!簡単秘訣

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1つめのコツは「『固有名詞』を入れまくる」ことです。

聞き手がイメージしやすくする

【1】「固有名詞」を入れまくる

とにかく抽象語で退屈な言葉を排し、固有名詞に置き換えていきます。例えば、ある会社の創立記念日の社長のあいさつはこんな感じに書き換えました。

(修正前)
本日、創立記念日を迎えるにあたり…(など長い長い前置きの後に)いまから105年前の今日、弊社は創業しました。いまや私たちはグローバルかつ多様な組織へと成長し、持続可能な企業を目指し、先駆的な挑戦を続けています。SDGs、サステイナビリティーを追求し、デジタルトランスフォーメーションを推進し、よりよい社会をつくっていきましょう。
(修正後)
いまから105年前の1914年、大正3年。ちょうど、第一次大戦が勃発したその年に弊社は産声を上げました。
われわれの原点を築いたのが、創始者である酒井善吉です。
米穀商の息子であった酒井は銀行事業とともに鉄道事業を立ち上げるなど、希代のイノベーターでした。と同時に、熱心なフィランソロピストであり、文化・公共事業などに熱心に取り組みました。
あの有名な〇〇〇の再生を手掛けたのも彼だったんですよ。ご存じでしたか?
事業の利益は社会の利益でなければならないという思想は、まさに現在のESG経営の先駆けともいえるものでしょう。
そうした先見性、進取の気質はわれわれの会社、そして社員お一人おひとりのDNAに刻み込まれているのです。例えば、最近、始めた、××事業……。
(※実際の事例を社名がわからないように加工しています)

「人」「場所」「事業」「企業」など具体的であればあるほど、聞き手の頭の中にビビッドにその映像が浮かびやすくなります。

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