2つめは、「ここだけの話」のように、「内緒の話」をすることです。
【2】「内緒の話」をする
とくにあいさつの機会が多い政治家ですが、彼らに「これは入れろ」とお教えしているのが、この2つ目のコツ。それが、機密事項など話してはいけない内容に触れない範囲で、「ここだけの話ですが」を入れることです。
聞いている人は、「そんな貴重な話を自分だけにしてくれるんだ」と喜びます。「じつはね、みなさんご存じの〇〇大臣の××さんは……」などと聞くだけで、みなさんの耳がピンとしませんか。「ここだけの話」の魔力に人はなかなか抗えないのです。
【3】「個人的な話」をする
誰もが知っている話、一般論、べき論、抽象論の代わりに、「個人的な話」をしましょう。あなたがどう思ったか、あなたが何をしたか、思い出話、苦労話、失敗談、体験談のほうが、「サステイナビリティー」の話より100倍は面白いはずです。
人は「人のストーリー」が大好き。誰かの物語のほうが、教科書や新聞に書いてあるお題目より、よほど引き込まれるというものですよね。
「話し方」を鍛えて来年は「あいさつ名人」に
さて、「河野太郎さん挨拶マニュアル」に話を戻すと、河野さんが最も強調していたのが「長いスピーチはするな」ということでした。よくいますよね。自己陶酔しているのか、延々と話が長い人。これはとにかく嫌われる。
例えば、「結婚式のスピーチは3~5分が相場」だそうです。5分以上のあいさつはどのような場でも、よほどでもない限りしないほうがいいということです。
いかがでしょうか。みなさんも、話し方を鍛えて、来年こそは「あいさつ名人」になってみませんか。
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