週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「応用力がない」の地獄にハマる子が知らない見方 ひたすら応用問題をやっても解決しない

5分で読める
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
2/3 PAGES

しかし、応用力がある子は、この10問の問題には「共通したやり方がある」ことを見抜きます。20回の練習で自転車が乗れる子と200回練習しても乗れない子がいるのと同様、20回で乗れる子はその回数で乗るためのコツをつかみ、共通部分を見抜いたということになります。

こうして、共通部分がわかれば、あとは異なる部分だけをインプットすればいいわけですから、頭脳への負担はかなり低くなります。

では、共通部分を見抜けない子はどうしたらいいでしょうか。

放っておいても、いつまでも共通部分やコツを見抜くことはできません。見抜けないどころか、やがて勉強量の多さが脳のキャパシティーを超え、勉強自体を放棄するようになることもあります。

そこで、ある問いかけをしてあげます。

それは「これらの問題に共通することって何だと思う?」「要するにどういうことだと思う?」という問いかけです。

共通部分を知るためには、単純に共通部分を聞いてあげればいいわけです。人は問われると意識が問われた部分に向かいます。共通部分を問われれば、共通部分を探し出します。もし、それがわからなければ、教えます。

もうひとつのステップは・・・

【ステップ2 初見の問題に当てはめる】

ステップ1で、「共通部分」がわかれば、次は、それを新しい問題に当てはめます。これを「演繹法」といいます。

「A=Bである。B=Cである。よってA=Cである」というのが演繹法です。別の言い方をすると、「A問題はBというルールに所属する。C問題はBというルールに所属する。だからAとCは同じタイプの問題である」ということもできます。

次ページが続きます:
【応用力がつくと・・・】

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象