わが子が「問題だらけ」に見える親に伝えたい危険

親自身の「色眼鏡」に問題の本質がある

子どもを応援したい親ならば誰もが持つ、「親の色眼鏡」が問題を起こすことも(写真:マハロ/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

現在中学2年生の娘のことで、相談です。中学受験をし、現在予定していなかった学校への進学でしたが、お友達にも恵まれ、コロナ禍の中でも楽しく学校生活をおくってはいるのですが、学力が下がりつつあり、机に向かっている時間の割には、学力テストの点数が悪いです。
また、整理整頓は小学生のときから苦手で、手をかけてきてしまったこともあり、優先順位をつけられないようです。注意をしても、改善できず、打ち込むこともなく、とにかく適当にこなすという感じで、面倒くさいが口癖です。将来が不安で仕方がありません。勉強も親がつきっきりでやらせて、という状態です。
ADHDを疑い、病院受診も考えています。どうか、よきアドバイスはございますでしょうか。
(仮名:猪俣さん)

子どもを応援したい気持ちが裏目に

これまでお子さんのために、本人の勉強や生活がもっとうまくいくように、なんとか短所がなくなるようにと、頑張ってこられたことがよくわかります。親として、子どもを応援したい気持ちはごく自然なことで、同じような対応をされる親御さんは少なくありません。

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しかし、そうした行動が、裏目に出てしまっている状態のように感じます。今のご状況をお聞きする限り、「根本的に対応方法が正しくない」可能性があります。もし対応が正しければ、効果が出ないまでも、このような負の連続状態にはならないように思うのです。

そこでまず、具体的に相談内容を分析してみます。

(1) 机に向かっている時間の割には、学力テストの点数が悪い

多くの場合、勉強のやり方を知らないだけということがあります。ただ書いて覚える、問題集を解くだけ、といった間違った方法で勉強する可能性が高く、その場合、勉強しても成績はなかなか上がりません。

(2)優先順位のつけ方がわからない

親の優先順位と子どもの優先順位が違っているだけかもしれません。また、整理整頓ができない子どもはとても多いのですが、それイコール優先順位がつけられないこと、と親が意味づけしてしまっている可能性があります。

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