※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
子どもを応援したい気持ちが裏目に
これまでお子さんのために、本人の勉強や生活がもっとうまくいくように、なんとか短所がなくなるようにと、頑張ってこられたことがよくわかります。親として、子どもを応援したい気持ちはごく自然なことで、同じような対応をされる親御さんは少なくありません。
しかし、そうした行動が、裏目に出てしまっている状態のように感じます。今のご状況をお聞きする限り、「根本的に対応方法が正しくない」可能性があります。もし対応が正しければ、効果が出ないまでも、このような負の連続状態にはならないように思うのです。
そこでまず、具体的に相談内容を分析してみます。
(1) 机に向かっている時間の割には、学力テストの点数が悪い
多くの場合、勉強のやり方を知らないだけということがあります。ただ書いて覚える、問題集を解くだけ、といった間違った方法で勉強する可能性が高く、その場合、勉強しても成績はなかなか上がりません。
(2)優先順位のつけ方がわからない
親の優先順位と子どもの優先順位が違っているだけかもしれません。また、整理整頓ができない子どもはとても多いのですが、それイコール優先順位がつけられないこと、と親が意味づけしてしまっている可能性があります。
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