英語学ぶ人が悩む「助動詞」微妙な使い分けのコツ willとbe going to、mayとmightはどう違う?

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「助動詞」の意味の違いについて解説します(写真: marekphotodesign/PIXTA)
英語を身につけるためには避けて通れない英文法の学習ですが、英文法の存在する理由やそれが成立した背景を知ると、より理解が進みます。リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとり、新著『話すための英文法ハック100』を上梓した人気講師の肘井学氏が、今回は「助動詞」について解説します。
前回:知ると深い!英語が「過去形で丁寧表現」を表す訳

前回の記事では、時制にまつわるハックを2つ紹介しましたが、今回は助動詞にまつわるハックを3つ連続で紹介します。

1つ目が、中学で習うwillとbe going toは何が違うのか、2つ目がmayとmightの違い、3つ目が「できた」と言いたいときになぜcouldを使えないのか?です。それでは、最初のハックから見ていきましょう。

ハック① willとbe going to は何が違うか?

Q.1 英語でなんて言う?
「そうだ 京都、行こう。」
① I will go to Kyoto.
② I am going to go to Kyoto.

このクイズのようなその場での思いつきはwillを使って表現するので、正解は①になります。be going toは出張の予定などあらかじめ決まっている未来を表すのに使います。1つずつ例文で見ていきましょう。

例文1
I will go to Kyoto.
そうだ 京都、行こう。

例えば、その場で思いついて、「そうだ 京都、行こう。」というときは、例文1のように、I will go to Kyoto.とします.

例文2
I am going to (go to) Kyoto.
私は京都に行く予定だ。

一方で、出張や前から予定を立てている旅行などの場合は例文2のように、I am going to go to Kyoto.です。この場合、go toを省略して、現在進行形のI am going to Kyoto.とするのが通常です。

ネイティブにはgoing to go toという重複が嫌われるので、I am going to Kyoto.と表現します。また、チケットの手配や荷造りをしていれば、旅行への準備が進行中ということで、現在進行形のam going toを使って未来のことを表わすことができます。

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