英語学ぶ人が悩む「助動詞」微妙な使い分けのコツ willとbe going to、mayとmightはどう違う?
この謎を解き明かすために、以下の例文をご覧ください。
The baby can already walk.
その赤ん坊はもう歩くことができる。
She isn't able to walk because of her broken leg.
彼女は脚を骨折したので歩くことができない。
例文3、例文4では、同じ意味を表すといわれるcanとbe able toが使われています。
canは恒常的な能力、be able toは一時的にできる
両者の違いの1つは、canには恒常的な能力、すなわち「いつでもできる」というニュアンスがあるけれど、be able toには「一時的にできる」というニュアンスがあることです。
例文3では、その赤ん坊はもう歩けるようになったから、いつでも歩くことができます。一方で例文4では、骨折で一時的に歩けないだけです。
続いて、次のクイズをご覧ください。
「お酒を飲んだから運転できない。」
I ( ) drive because I drank.
① cannot ② am not able to
① cannotも間違いとはいえませんが、運転が恒常的にできない、すなわち運転免許がないというニュアンスになります。一方で ② am not able toを使うと、通常は運転できるけど、お酒を飲んだから一時的に運転できない、と文脈にピッタリの表現になります。
まとめるとcanは恒常的な能力で、be able toは「一時的にできる」ことを表すので、過去に「(一回)できた」はcouldではなくて、was able toを使うのが正しいとわかります。
今回紹介してきたハックのように、英文法の背景を知り、これらを使いこなせれば、あなたの英語力は数段アップするでしょう。
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