英語学ぶ人が悩む「助動詞」微妙な使い分けのコツ willとbe going to、mayとmightはどう違う?

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余談になりますが、誰しも一度は耳にしたことのある「そうだ 京都、行こう。」は、JR東海が1993年に、京都への観光客を増やそうと打ったCMがロングランとなり、かれこれ20年以上続くキャッチフレーズになります。

この1993年というのが、京都にとって大切な年代になるのですが、なぜだかわかりますか? その翌年の1994年というのは、794年の平安京遷都から1200年が経つ記念の年で、それを祝おうとして生まれたのが「そうだ 京都、行こう。」のキャッチフレーズでした。こうして794年と、1993年、1994年、そして現代へのつながりを感じるのも、ロマンがあって良いものですよね。

ここまでをまとめると、willはその場での思いつきに使われて、be going toは前もって立てていた予定に使われるということでした。

次へと進みます。

ハック② mayとmight は何が違うか?

助動詞のmayとmightの関係性を説明します。まずは、次の例文をご覧ください。

例文1
I may be late for the meeting.
会議に遅れるかもしれない
例文2
He might be in Sapporo now.
彼は今札幌にいるかもしれない

mayの過去形がmightであることは間違いありませんが、訳を見てみると、2つとも「かもしれない」になります。ここではっきりとわかるのが、mightは過去形でも過去の意味を表さないということです。

では、mayとmightはどう違うのでしょうか。同じように「かもしれない」と訳しても、mayは50%程度の確信なので半信半疑、 mightは30%程度なので、何となく自信がないときに使うものです。

なぜこのような違いが生まれるのかというと、英語の過去形の持つニュアンスが原因です。前回の記事で学んだように、英語の過去形は「距離感」がキーワードでした。過去形のmightの場合は、「現実との距離感」が生まれるので、mayと比べると非現実的イメージが強くなります。よって、 現在形のmayでは50%程度の確信度が弱まって、過去形のmightは30%程度になると言われています。

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