仕事時間を減らした人の「振り返り」という習慣

週に1回実践すると変わってくる

週に1度「リフレクション」を行うことで変わることは(写真:MediaFOTO/PIXTA)

この数年でテレワーク勤務は一段と広がり、働き方の自由度が高まりました。同時に自律的な働き方が求められてきています。「自律的に働く」ということは、労働時間のことだけではありません。時間ではなく、自分が産み出した仕事の価値が問われるようになるのです。成果を出しているかという思考が重要になります。

そこでお勧めしたいのが「リフレクション」、自身の仕事を振り返るということです。経済産業省が昨年10年ぶりに見直した「人生100年時代の社会人基礎力」でも、前に踏み出す力、チームで働く力、考え抜く力の3つの基礎能力の研鑽にリフレクションが有用であると述べられています。

「振り返り」を習慣化させると

この1週間のあなたを思い出してみてください。働くことで私たちは日々、さまざまな気づきや経験をしています。計画通りいくこともあれば、思うようにいかないこともあり、日々その時には気づきがあるものです。しかし、仕事に忙殺されていると、その気づきも忘却の彼方へいってしまいます。また、時間が経ってからその1つひとつ思い出して点検し、整理するのも大変なものです。

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実際、経産省の調査によると、働く人の7割が「自分のキャリアやスキルを棚卸した経験がない」といいます。転職を考えるような機会があった人は、自分が何をしてきたか、何ができるのかといった能力やスキルを棚卸ししたことがあるかもしれません。そうでない限り、じっくり振り返る機会はないでしょう。

ですが、少しでも時間を捻出し、リフレクションをする効果はあなどれません。短期的な効用として、まず、仕事のパフォーマンスが向上することが挙げられます。2014年にハーバードビジネススクールがコールセンターの従業員を対象に行った調査では、研修内容の振り返りを15分間行った従業員は、振り返りを行わなかった従業員よりもその後の筆記テストの成績が23%上回りました。

中長期的な話でいえば、キャリア形成とリフレクションの相関関係も見逃せません。「働き方改革研究センター調査2018」によれば、リフレクション能力が高いと判定された人の73.4%が「キャリア展望あり」と答え(リフレクション能力が低いと判定された人で「キャリア展望あり」と答えたのは2.9%)、「リフレクション能力が高い人ほど、リフレクションを通じてキャリアにおける“気づき”を得て、キャリア展望を描くことができている」とされています。

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