グーグルの人が「メールしない」本質的な理由 仕事が速い人がやっている仕事のコツ

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メールのやりとりに振り回されては本末転倒です(写真:YakobchukOlena / PIXTA)
「今日は1日メールの返信で終わった」「メールのせいで仕事がまったく予定どおり進まない」……。世の中では生産性や効率化が叫ばれているのに、毎日のメールのために、思うように動けなくなっている、という方もいるのではないでしょうか。
『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』を出版した、元グーグル人事担当者のピョートル・フェリークス・グジバチさんは、グーグルで働く人は、私たちが思っているように、メールに振り回されることはないといいます。その秘訣をお話しいただきました。

 

みなさんが日頃使っているツールの中で、グーグルでは、意外と使われていないものがあります。何だと思いますか?

実は、それは、メールなのです。

「毎日使っているし、メールは欠かせない」

「メールがないと、仕事にならないよ」

と言う人もいると思いますが、一方、こんな不満もあるのではないでしょうか?

「一日中メールの処理に追われて、自分の仕事が何もできなかった」

「メールのやりとりに忙殺される」  

これでは本末転倒ではないでしょうか?

グーグルで働く人たちは、そのあたりが非常に上手です。さまざまなツールを使い分けて、煩雑なやりとりを減らしてしまいます。

具体的にどんなことをしているのか、ご紹介しましょう。

全員で同時に作業すれば10分の1の時間で終わる

ミーティング後、誰かに「今回の内容をまとめておいて」と頼んだり、打ち合わせをした内容をもとに「企画書」「報告書」をつくることもあると思います。

当然、打ち合わせをした後、自席に戻って作業をする必要が出てきます。

さらに、できあがった報告書の内容を何人かで確認するとなると、それぞれの待ち時間もあって、なかなか仕事が終わりません。

グーグルでは、こんな仕事は「その場で1回」で終えてしまうのです。

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