「効率ばかり言う人」が結局、成功しない3大理由

「無駄」省きすぎで「チャンス」も失ってない?

ビジネスにおいて効率化は大切なことですが、効率ばかりを重視してしまう人が陥ってしまう失敗とは?(写真:Liderina/iStock)  
来年2020年で創業35周年を迎える株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンのCo-founderおよび取締役社長であり、自ら編集した書籍も累計1000万部を超える干場弓子氏。
直近では、ディスカヴァー編集教室を開校し、広く後進の指導にも力を注いでいるほか、TV・雑誌・新聞・ネットメディアにも多数登場、大学・社会人・出版人向けの講演も多数行っている。
この度、初の著書『楽しくなければ仕事じゃない――「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書』を上梓した干場氏が「『効率ばかり言う人』が結局成功しない理由」を解説する。

今は「効率」ばかりを重視する人たちが多い

わたしは、ディスカヴァー・トゥエンティワンという出版社を創業時から育て、経営してきた。出している本は、コミックと雑誌と学術書以外は一通りで、ビジネス書、自己啓発書が中心だ。気がついたら来年2020年で創業35周年になる。

『楽しくなければ仕事じゃない――「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

25年前に新卒社員の一般公募を始めて以来、延べ1万人以上の学生たちを見てきた。そして、数十人の新卒社員を育ててきた。その中で、「若い人たちの変化」も身をもって感じてきた。

出版社を志望するのは、会社の規模のわりには比較的偏差値の高い大学の学生が多いのだが、ここ数年、彼らに共通するのは「要領のいい」「いい子ちゃん」が増えているということだ。

要領がいいということは、つまり、「効率」を重視するということ。何でも効率よくこなすことが会社に求められていることであり、かつ、「優秀さを示すバロメーター」だとでも思っているみたいな節もある。

忙しいビジネスパーソンにとっては無駄なことを出さず、より効率的に仕事をすることはいいことかもしれない。だが、効率を求めるあまり、いちばん大切な「仕事を楽しむ」ことができず、結果的に伸び悩み、仕事の成功にも結びつけられていない人も少なくない。

では「効率」ばかりを求めている人が結局、成功しない理由は何なのか。さまざまな理由があるが、ここでは主な3つについて解説する。

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