部下からの評価を知りたい上司がしている質問 逆評価はマネジャーの業績向上につながる

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部下からフィードバックを受ける「逆評価」の意義とは(写真:ふじよ/PIXTA)

部下を持つ上司にとって気になることの1つは、自分がきちんとマネジャーとして機能しているかどうかではないでしょうか。企業にとっては「360度評価」などを導入しているところもありますが、そうでない場合、部下の真意を知るのは容易ではありません。そこで今回は、人材開発支援会社のコーナーストーンオンデマンド経営陣のブログから、自分の成果や改善点を知るための「部下にしてほしい6つの質問」を紹介します。

職場環境はマネジャーに左右される

同僚や友人と、これまでに携わった最高の仕事について話す際、誰もが口をそろえて言うことがあります。それは、最もすばらしい仕事は、最高のマネジャーと一緒にした仕事であるということです。

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これは単なる逸話ではないことが、データにより証明されています。ギャラップ社のレポートによると、マネジャーの良しあしは社員のエンゲージメント変動要因の70%を占めます。また社員の50%は、マネジャーから逃れるために実際に仕事を辞めた経験があります。

マネジャーの影響がこれほど強いのは、職場の環境はマネジャーに左右されるからです。すばらしいマネジャーは、優れた仕事ができるようにチーム全員の意欲を高め、奮起させます。一方で、最適な環境をつくろうと苦心するマネジャーほど、実質的にチームを抑圧してしまう可能性があります。マネジメント能力を高めるには、上司からだけではなく、部下からもフィードバックを得る必要があります。

私は毎年、このプロセス(いわゆる逆評価)を通じてコーナーストーンのマネジャーを指導しています。このプロセスはまず、適切な質問を部下に投げかけることから始まります。「私がより優れたマネジャーになるためには、何をしたらよいでしょうか」という質問は、あまりにあいまいでとりとめがないため、マネジメント能力の向上に必要なフィードバックを引き出すことができません。それに代わるものとして私がモチベーション理論に基づき策定したのが、次の6つの質問リストです。

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