日本人とフランス人「休み方」はこんなにも違う なぜフランス経済は休みだらけでも回るのか

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フランスでは年間5週間の休暇を取るのが一般的だという。それだけ休んでも経済が回るフランスと日本の決定的な違いとは?(写真:Masson/PIXTA)
長かった梅雨もようやく開け、夏本場!今年の夏休みの計画に胸を躍らせている人がいる一方、「長期の休みを取るなんて無理」と諦めモードの人もいるかもしれません。
日本人が長期休暇を取るのに抵抗感があるのに対して、バカンス大国フランスは夏に2、3週間の休みをとるのは当たり前。ぶっちゃけそんなに休んでどうして経済が回るの?と疑問に思っている人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、フランスに住む日本人女性くみと、日本に住んだ経験を持つフランス人男性のエマニュエルがこの点について語り合いました。

長期休暇中は経済が停滞する?

エマニュエル:今日はちょうど今の季節に合った話題ということでバカンスについて話そうか。

僕が日本に住んでいたころは、どうしてフランスは年間にあれだけの休日(7月、8月はほとんどの人が2、3週間休む)を取りながら経済や社会を維持できているの?という質問をよくされていたよ。確かに、日本でこれだけまとまった休みを取る会社員の人はほとんどいないから不思議に思うのも無理ないよね。

くみもフランスに住み始めてからは同じような質問を日本でされていたんじゃない?

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くみ:この時期、フランスに関係する人だとバカンスの話題になることはよくある。一度、フランス人は何週間にもわたる旅行などを退職後の楽しみにしないで、毎年できてとても人間的だと思う、と言ってフランス式のバカンスのよさを日本の友人に話したら「だからフランスは経済がなってないんだよ」って一蹴されたことがあった。

その時はもやっとしたけど実際の日本とフランスの経済発展状況の違いとかまで調べたりしなかったから、私も本当のところどうなのか気になってた!

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