日本とフランス、会議の目的は大違いだった フランスの会議が「カオス状態」な深い理由

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会議の場で発言をしないと悪印象を持たれるフランスと、入念に準備された資料のある日本の会議には違いがあるが、その会議の役割自体にも違いがある(写真:zoranm/iStock)
日本で目下、最も熱い議論が交わされているといってもいい働き方改革。日本人は本当に働きすぎなのでしょうか、それとも、仕事の仕方や効率性に問題があるのでしょうか。今回は、フランスに住む日本人女性のくみと、日本に住んだ経験を持つフランス人男性のエマニュエルが、日本とフランスの働き方について語り合いました。

エマニュエル:僕は何年か前に日本でいくつかの日本企業で働いたことがあるんだけれど、その時、最初に気づいたことはフランスと日本での職場での会議のやり方の違いだったなぁ。

くみ:……というと?

喫茶店で雑談しているようなラフさ

エマニュエル:このやり方の違いが、日本とフランスの働き方の違いをよく表しているなと感じたんだよね。日本では、10人くらいがテーブルを囲んで静かに座っていて、社員全員の前には厚みがあり、とても丁寧で入念に準備された資料が置かれている。そしてその資料を基に1人が話し、そのほかの社員がそれを聞き、会議中にはあまり誰も議論はしない。これが、僕が日本で参加した初めての会議の印象なんだ。

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一方、フランスの会議の印象は、やたらクーラーのきいた会議室に4、5人が楽な姿勢でテーブルの周りに集まっていて、資料を用意してくる人なんてほとんどいない。持参するのはメモ代わりの紙やノートぐらい。会議中はどこかの喫茶店で雑談でもしてるぐらいのうるささで、いつもハッキリした結論が出ないまま終了する、というそんな感じだね。

くみ:さすがに、少し誇張しすぎじゃない? あと、会社にもよるとは思うけれど……。

エマニュエル:うん、確かにこれはちょっとオーバーに記憶されているとは思うんだけど、でもフランスと日本の仕事のやり方の大きな違いが表れていると思わない?

たとえば、会議での資料だけど、これは日本ではほぼ必須なんじゃないかってくらいみんな用意するのに、フランスでは資料なんてプラスアルファでしかないんだ。それに資料を全然用意しないことは別に悪印象でもないし、むしろ「この人すごい、全部の資料が頭に入ってるんだ!」とよい印象すらもたれることもある。

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