パリの男女の「性器周りケア」は、超先進的だ オープンに話せる土壌が、なぜ日本にない?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
日本人には信じられないほど、お手入れへの意識が高いのです(写真:Anna Omelchenko / PIXTA)
「フランスではデリケートゾーンのアンチエイジングも盛んに行われているよ。この前誘惑力アップのためと受診したマダムは、御年70歳さ」
ドクター・オハナ 形成外科医 

 

今回はフランスにおけるアンダー・ヘア(UH)とデリケート・ゾーン(DZ)についてのレポートです。過剰な期待は大きな失望につながりますから、ご注意くださいね。

5年以上も前になりますか、パリで行われたインターナショナルなコスメ展示会で、デリケートゾーン専用のコスメを見つけました。

そこらあたりのお手入れについてはトップを走るフランス。ハンドバックに忍ばせて、いつでもスタンバイのデオドラント、pHを調整した洗浄液、お戯れ用食べてもOKのジェルもあります。バスルームには減毛効果のあるクリームはいかが?といった具合です。

悩みを訴えることを躊躇させるものがあってはいけない

各種のケア用品はビッシリとドラッグストアの棚に並んでいるのですが、その展示会で目を留めたコスメブランドはナチュラルを謳い、また容器のデザインにもセンスがあり、特に「いいな」と思ったのです。

誰だってあるものを、誰もがないようなふりをするのはヘンです。悩みや困惑を訴えること躊躇するなと言う前に、躊躇させるものがあってはいけない。ひとりで苦しむことはありません。できるだけ明るくオープンに話せるようになれば、UH&DZの清潔感もレベルアップするに違いないのです。

次ページ話を持ち込んでも、一向に前に進まない…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事