「社内人脈をつくる」というと、計算高く、政治的な響きがして、あまり良くない印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、仕事を遂行するうえで多くの味方を持つことは間違いなくプラスであり、大きな成功を成し遂げてキャリアを築くための大きな力となります。
味方はメンターや友人とは異なる
社内人脈をつくるということは、自分が実現しようと頑張っていることのために力を貸してくれる、自分の味方をつくるということです。職場で何かもめごとが起こった場合にはよき理解者となり、会議では意見を支持してくれ、絶対にやり遂げなければならない目標の達成を助けてくれる人が味方といえます。もちろん、私も味方をサポートします。大切なことは、「味方」とはお互いにメリットのある関係であるということです。
私は、新人の頃、初めての味方といえる人と気持ちを通い合わせることができました。その人は当時、私が働いていた会社の共同創設者の1人でしたが、いつでも話を聞いてくれ、私の真意を理解し、助けが必要な時には適切な人を紹介したりしてくれました。私は、このことを通じて、仕事で成功を収められるかどうかは、他の人の力をいかにうまく借りられるかどうかに大きくかかっていることを実感しました。
味方はメンターとは違います。これはしっかり区別しておかなければなりません。職場では、上司、同僚、部下のいかなる関係でも、味方になることができます。味方は友人とも異なります。もちろん、仕事上でも個人的にも良い関係であることに越したことはありませんが、そうでなくても構いません。プライベートではあまり共通項がなくても、職場で健全な関係をつくり上げて、それをずっと保っていくことは可能です。
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