「案件の通し方」を身につけると楽しくなる会社員生活
常見陽平(以下、常見):石川さんは肩書きが「新規事業インキュベーター」なんですね。
石川明(以下、石川):わかりやすくいうとコンサルタントなんですが、新規事業に関して企業のお手伝いをするときって向こうの人のほうが大体詳しいので、コンサルティングではなくて、あえてインキュベートという言葉を使っています。
常見:なるほど。これから新規事業を創造したいと考えている企業にお邪魔して一緒にワークショップや、会議をしたり、相談に乗ったりしているワケですね。ご著書の『はじめての社内起業』がよく売れているようですね。どんな人に読まれているんです?
石川:僕が話を聞いている限りでは、やっぱり会社の中で新しい事業を興したいと思っている人や、そういうミッションを与えられている人ですね。
常見:この本、すごく「使える」本だと思いました。石川さんのノウハウを惜しげもなく開示しています。新規事業に関する本って、コンサルタントが書いたフレームワークだらけの本か、あるいは起業家が書いた武勇伝、精神論だらけの本に二極化していますから。「社内での案件の通し方」なんていうベタなことまで書かれているのがいいですね。
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