マルイや蔦屋家電が店で商品を"売らない"ワケ

リアル店舗2.0という潮流

今、リアル店舗の新しい役割が見え始めている。写真は「売らない店舗」へと大きく変化をしている丸井の新宿マルイ1階の様子(撮影:今井康一)
「ネット販売が成長し、リアル店舗は衰退する」といわれて久しい。そんな中、新たなリアル店舗の動きが生まれている。
マーケティング戦略コンサルタントであり、『売ってはいけない』の著者でもある永井孝尚氏によると、「ネットが当たり前になったおかげで、“リアル店舗2.0”とも呼ぶべき新たな潮流が生まれている。キーワードは『売らない店舗』だ」という。そこで、新しいリアル店舗のあるべき姿を語ってもらった。(本記事は、同書の一部を再編集したものです)

リアル店舗は、もうオワコン?

「買い物はスマホ」という人は多いだろう。わが家も、買い物の大半はネットだ。幅広い商品を選べるし、翌日には届く。店から持ち帰る必要もない。しかも安い。

私は夏用のTシャツもネット注文だ。好きな色を選び、好きな刺繍にネームを入れて、自分好みのTシャツに仕上げることができる。

こんな時代なので、「もう店で売るのは無理……」と思う店があってもおかしくない。だが、現実には、ネット普及でリアル店舗の新しい可能性が生まれている。

あえて店で売らないのだ。売ることにこだわっていると、これはなかなか気づけない。

次ページ「試着のみ店舗」を推し進めるGU
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