地獄のような「読書感想文」をクリアする方法

細かに段階を踏めば、苦手意識は変えられる

いきなり読書感想文を書けと言われても、書けるはずがありません(写真:yanmo / PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

小学校4年生の男の子がいます。ご相談したいのは、読書感想文についてです。2020年以降の教育では、考える力や表現する力が大切になると聞きました。読書感想文はそのためにも重要なことだと思うのですが、うちの子は読書が好きではありませんし、文章を書くとなるとさらにやりたくないと言います。読書感想文を書けるようになるにはどうしたらいいでしょうか?
(仮名:山田さん)

苦手な筆者はかつて「あとがき」だけで書いていた

「読書感想文」。なんとなく嫌な響き……と思った方も多いのではないでしょうか。夏休みの宿題は地獄のようだったと思い出す人もいるかもしれません。

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少なくとも筆者は、読書感想文や作文という言葉が大嫌いでした。読書感想文の宿題は、本を最後まで読むことはせずに、「あとがき」だけを読んで、適当に書いたこともたびたびあったほどです。

文章を書くこと自体が大嫌いだったため、感想文とか作文という言葉を聞くと、憂鬱になったものです。そのような筆者が今、このように記事を書いているのですから、人生どうなるかわからないものです。

さて、山田さんのお子さんの読書感想文が書けないというご相談ですが、これは単純に子どもの問題ということでは片付けられないでしょう。なぜなら、「読書感想文の書き方を教わっていない」可能性があるからです。
山田さんご自身も、子どもの頃に読書感想文や作文の書き方を教えてもらった記憶はあるでしょうか。

これまで筆者は、講演会やママ対象の勉強会「Mama Cafe」で、毎年数千人の保護者の方々にお聞きした経験から申し上げると、非常に多くの方が「書き方を聞いたことがない」「作文は嫌いだった」「あらすじを書いてしまっていた」と言われていました。

もちろん学校の先生によっては書き方を教えてくれた先生がいたということもあるかもしれません。しかし、せいぜい「段落の先頭は1字落としで書きなさい」とか、「気持ちを書くように」という程度だったかもしれません。

しかし、これらは書き方とはいいません。「気持ちを書くように」と言われても、気持ちを表現する言葉をあまり知らないため「楽しかった」「面白かった」「うれしかった」「悲しかった」程度の言葉しか出てこないのがオチでしょう。言葉もあまり知らず、どのように構成してよいかもわからず、ただ作文用紙を渡されて書きなさいと言われても、書けるわけがないのです。

ではどうすれば読書感想文が書けるようになるのかという方法についてお話しましょう。この方法は、読書感想文だけでなく一般的な作文、さらには国語の要約問題全般にわたって有効的な方法ですから、ぜひ試してみてください。

次ページでは、具体的にはどう克服する?
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