文章を書くことに苦手意識を持つ人は多いものです。しかし、ビジネスでもプライベートでも、文字コミュニケーションが必要なシーンは、ますます増える一方。もし書ける力があれば、強い武器になります。
ではどうすればいいか? 「ビジネスで必要な文章を“速くわかりやすく書く”のに、文才は必要ありません」と言うのは、書籍ライターとして、業界でも最多に近い年間10冊以上の書籍ライティングを手がける佐藤友美さん。ビジネスノンフィクション『道を継ぐ』をはじめ、あらゆるジャンルの人の言葉をわかりやすくまとめてきたライターだけが知っている、ちょっとしたテクニックを紹介してもらいます。
目指すのは「全員が同じ解釈」できる文章
対面や電話で話すのは得意なのに、文章になるとなぜか自分の言いたいことが伝わらないという人がいます。
そういった文章に苦手意識を持っている人に話を聞くと、過去に自分が書いた文章を意味不明と言われたとか、内容を誤解されてトラブルになったという経験のある人が多いようです。
今回は、そういった意味不明な文章や誤解がなぜ生まれるのかを解説し、読んだ人全員が同じ解釈ができる文章にするためのコツをお伝えします。
■避けるべきは「形容詞」「指示語」「ビッグワード」の3つ
ビジネスにおける文章では、受け取る人によって異なるイメージを抱く「あいまいな表現」を可能なかぎり避けるのがポイントです。
具体的には、
① 形容詞
② 指示語(こそあど言葉)
③ ビッグワード
② 指示語(こそあど言葉)
③ ビッグワード
の3つが、あいまいな表現の典型例です。ビジネス文書から、これらをできるかぎり排除すると、ぐっと伝わりやすくなります。
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