仕事のできない人は「5W1H」がわかっていない ビジネスのあらゆる場面で使える万能ツール
・難しいフレームワークや思考・発想法を学んだが、うまく活用できていないと感じている
・物事の細部に入り込みすぎてしまい、「視野が狭い」「もっと全体を見て考えろ」「目的を忘れるな」とよく指摘される
・本質的な問題設定や抜本的な問題解決が苦手である
・説得力のある戦略プランが提案できない
・アイデアを出しても、「数が少ない」「平凡だ」とよく言われる
仕事をしていて、こんなふうに思い当たることはないだろうか? ビジネスの最前線で活躍する多くの人が、このような悩みや課題を抱えている。『シンプルに結果を出す人の 5W1H思考』の著者、渡邉光太郎氏がそのメカニズムと対処法についてアドバイスする。
PEST、5F、3C、SWOT、バリューチェーン、PPM、STP、4P、AIDMA、製品ライフサイクル、○○流問題解決メソッド、××式アイデア発想法……。
一部のビジネスリーダーだけでなく、若手を含む多くのビジネスパーソンがこうしたビジネスフレームワークを学び、使う時代になりました。経営戦略や業務改善、問題解決のために役立つツールとして、ビジネスの共通言語として、これらを使うビジネスパーソンが増えていると日々実感しています。いわゆる「フレームワークの大衆化」が起こっている状況です。
フレームワークを効果的に活用している人は少ない
ただ、残念ながら、企業にしろビジネススクールにしろ、これまで多くのビジネスパーソンと時間を共にする中、こうしたフレームワークを効果的に活用して成果を出している、つまり、よい分析やよい提案をしている人は非常に少ない、というのが私の実感です。
具体的にビジネスの現場では、3つの「フレームワークシンドローム」が、ちまたで蔓延しています。
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