永遠に文章が下手な人と、上達する人の「差」 プロたちがやっているテクニックを教えます

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文章を書くのに、「文才」は必要ありません(写真:Rawpixel / PIXTA)
文章を書くことが苦手と感じたことはありませんか? ビジネスでもプライベートでも、文字コミュニケーションが必要な場面が増えるなか、もし書ける力があれば、強い武器になります。
では、どうすればいいか? 「ビジネスで必要な文章を“速くわかりやすく書く”のに、文才は必要ありません」と言うのは、年間10冊以上の書籍ライティングを手掛ける佐藤友美さん。ビジネスノンフィクション『道を継ぐ』をはじめ、さまざまなジャンルの人の言葉をわかりやすくまとめてきた佐藤さんに、すぐに役立つテクニックを紹介してもらいます。

わかりやすい文章を書くのに「文才」はいらない

人気ライター佐藤友美さんによる新連載です。この連載の一覧はこちら

■文章が苦手な人に共通する「誤解」

「文章が苦手」というビジネスパーソンの方々から、「さとゆみさんは、文章が書けていいですね。僕は文才がまったくなくて、メールを書くにも一苦労です」などとよく言われます。

でも残念ながら、これが、文章が苦手だという人のほとんどに共通した「勘違い」です。文章を書くのに、「文才」は必要ありません。

もちろん、小説家であれば、人の心を打つ感動的な文章や文体、予想もしなかった展開を考える才能が必要ですが、多くのビジネス文書ではそういった情緒は求められません。代わりに必要なのは「正しい情報をわかりやすく伝える技術」です。

前回の記事「仕事で絶対役立つ『タモリ式』『徹子式』聞き方」では素材集め(聞く)の話をしました。今回は、その素材を使って、具体的に調理をする(書く)方法を伝えします。

■文章の3フェーズ

ビジネスパーソンに文章の書き方を教えてほしいと言われるとき、私はよく下の図を見せ、文章には3段階のフェーズがあるとお伝えします。

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