地獄のような「読書感想文」をクリアする方法 細かに段階を踏めば、苦手意識は変えられる

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まずは子どもが「話す」という段階から始めます。最も実行ハードルが低い作業です。これらのことを、簡単に箇条書きにするか、キーワードをメモ書きさせます。

このようなことを第2章、第3章と段階的にやっていきます。するとたまったメモ書きを見ながら、次のような手順で読書感想文を書くとよいでしょう。

1. 本の中で印象に残った部分を取り上げる
2. その理由を書く
3. それと同じような自分の経験・体験を書く

 

読書感想文の構成方法はいくつもありますが、上記のような形は比較的書きやすいです。

以上の3つを入れておくと読書感想文の形になっていきます。

作文や要約問題にも、同じ手法が使える

作文や要約問題が苦手であれば、同様に「話をさせる」→「書く」という順番で誘導してあげるといいでしょう。この「話をさせる」ことをせずに、いきなり「書く」段階から入ることに抵抗がない子であれば別ですが、そうでない子は、書くことに慣れる必要があるでしょう。

そして、慣れてきたら「話をさせる」ことを、徐々に少なくして、最後は、「読む→書く」ということが自分でできるように移行していきます。これでようやく「読書感想文」が自分でそれなりに書けるという段階になることでしょう。

ぜひ、上記のことを参考にされてみてください。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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