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この2月に中学受験をした娘がいます。A塾に5年生から入ったのですが、最初のテストで驚くほどひどい点数を取ってきました。「初めてなので、仕方ない、必ず上がります」と先生に言われたものの1年後、まったく変わらず……。兄たちの受験の時は、B塾の先生に「お母さんは絶対に勉強を教えないでください」と言われ、先生を信じてお任せしたおかげで、早慶すべて合格しました。そのような経緯があったので、A塾の先生の言葉を信じ今回もお任せしていました。しかし、相変わらず白紙に近い答案用紙を持って帰ってくるので、これはいけないと勉強法を教えようとしました。
私は大学で数学を専攻、家庭教師もしていましたので、教えられると思っていました。でも反発して、まったく聞きません。足繁く自習室に通い、勉強が楽しいと言い、いつも机に向かっているのですが、偏差値40から上がりません。それなのに、慶応に行くなどと平気で話していました。
いよいよ年末となり、苦手な単元に絞った解き直しなどやり方について話をしましたが、それでも新しい問題に手を出したり、丁寧に赤ペンで解答を書いたり。何度喧嘩になっても最後までその方法を貫き、高倍率の人気校を連日受験、そしてすべて落ちてしまいました。受かったのは、受ければ受かる学校のみ。
偏差値は低くてもとてもいい学校なので、私はホッとしているのですが、娘はバカだと思われてる。恥ずかしい。明日から学校に行けないと言います。一見明るくて普通の女の子ですが、どこかおかしいのでしょうか?
(仮名:宮崎さん)
「不合格」はつきものだが親はどう対応するべきか
今年も中学受験の季節が終わりました。第一志望校に合格して進学する子もいれば、そうでない子もいます。すべての受験というものには必ず「不合格」がつきもので、それによって希望する進路を修正せざるを得ないということは少なくありません。
合格していれば何も考えずに、諸手を挙げて一緒に喜んでいればいいのですが、不合格となったり、志望度の低い学校に行く羽目になってしまった場合、親としてどのように子どもに対応したらよいか迷います。
では、宮崎さんのケースについて考えてみましょう。
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