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決して少なくはない不登校児童
日本全国でとらえると、公立小学校の在籍児童数約630万人のうち、約3万人が不登校の状態にあると文部科学省のデータで示されています。この数は、中学生になるとさらに増え、公立中学校の在籍生徒数約315万人中、約10万人が不登校となっています。(出典:平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(速報値)」)。この数は、客観的にみて少ないとは決して言えない数字でしょう。
わが子が不登校になってしまったということで、心配され、日々どうにかして学校に行ってもらいたいと、はやる後藤さんの気持ちはとてもよくわかります。
不登校の原因というのは多種多様で、一概にこれが原因であると言うことは難しいですが、筆者がこれまで経験したことについてお話しましょう。多少なりともご参考にしていただければ幸いです。
筆者は、現在、広域通信制の高校の経営にも携わっています。それもあり不登校の生徒と話をする機会が時折あります。そこで感じることは、「一点集中型の天才型の子が多い」「精神的に大人」「他者の気持ちに敏感」という傾向のいずれかを持っているということです。
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