中国のジョブズ、北京小米CEO雷軍氏の素顔 広告費ゼロでも700万台販売!スマホの新勝ち組の秘密

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小米ブームが吹き荒れ、雷軍氏とサプライヤーとの関係にも、微妙な質的変化が起き始めている。台湾のパネル業者は、「小米は夢のような大口注文をちらつかせて、仕入れ価格を低く抑えようとする」と直言する。

「小米」機は第1世代から第3世代まで、ずっとiPhoneと似た単一機種戦略を取っている。1つの機種を最大限に売れば、利益を出すのは簡単だ。一方、多機種戦略を取る他社は、製品が多くなるとサプライチェーン管理コストも増える。小米には明らかにこの苦労がない。加えて、小米はソフトとアプリケーションの開発しかせず、ハード設計と生産はすべてアウトソーシングしているため、高額なハード研究開発費が要らない。これらがすべて小米勝利のカギとなった。

インターネット上で販売すれば通信キャリアが寄ってくる

小米のチャネル戦略も他社とは異なる。「小米」機は携帯電話契約でセット販売をしていない。雷軍氏は、「小米は携帯電話メーカーではなく、ネットワーク会社だ」とポジショニングする。雷軍氏の認識では、小米の手本はアップル、デル、アマゾンだ。見習うべきは、アップルのソフト・ハード統合、デルの直販方式、アマゾンの書籍からスタートして今やあらゆる商品を扱うようになった電子商取引モデルだ。

この信念は、「小米」という名前によく表れている。雷軍氏は、「小米の英語名称はmi。Mobile Internetという意味だ」と豪語する。だからこそ、多くの携帯電話が通信契約とセットで売られる中でも、雷軍氏はそれに倣わなかった。「小米」機を自社サイトで販売し、通信キャリアのインセンティブに頼らなかった。それでも100万台を売った。

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