なぜ要介護者が"カジノ"でみるみる元気に? 《常識破りのデイサービス》アメリカ視察で一発奮起した社長が変える「日本の介護」
機能訓練を目的に、体操や塗り絵・折り紙などのレクリエーションを行うデイサービスが多い中、ユニークな仕掛けで多くの高齢者の心をつかんでいるのが、全国で20施設を展開する「ラスベガス」だ。パチンコ、麻雀、ブラックジャックやポーカー……。ゲームで“遊んでいる”だけなのに、なぜか要介護者がみるみる元気になる「ラスベガス」の舞台裏を探った。
カジノさながらの"非日常空間"
玄関扉を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、きらびやかなパチンコ台。フロア中央部にはゴージャスな照明に照らされた、全自動麻雀卓が並ぶ。そして、奥のスペースにはブラックジャックやポーカーが楽しめるテーブルも設えられている。
非日常の空気が漂うこの場所は、東京・町田にある「ラスベガス」。その名の通り、ラスベガスのカジノをモチーフにしたデイサービス施設である。


















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