じっくり検討しないで施設に入ると後悔することも。
今は当たり前のように使える介護サービスだが、職員不足に歯止めがかからず、これまでにないレベルの崩壊が起きている。
『週刊東洋経済』2月17日号の第1特集は「介護 異次元崩壊」だ。「自宅で最期まで」――。10年後は、そんな希望はかなわないかもしれない。
都内在住のA男さん(56)は、北関東で暮らす父(88)のことが心配でたまらないという。
4年前に母が先に他界してから一人暮らし。介護ヘルパーの手を借りながら、何とか生活しているが、足腰が弱くなり、何をするにも時間がかかるのを、この年末年始の帰省で目の当たりにした。
父は要介護3。“もしも”のときにすぐに対応してもらえるように、施設への入居を検討し始めた。
人生の最終盤にさしかかったとき、検討したい施設としては、24時間介護が受けられて、かつ看取りまで行ってくれる施設がベストだ。特別養護老人ホーム(特養)か、介護付き有料老人ホーム(介護付き有料)、認知症の症状が出始めていたらグループホームへの入居も選択肢の1つに入れたい。
ポイントは「月額の費用」
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