事業者の圧力で公正なケアプランが組みにくくなっている。
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(写真:nonpii / PIXTA)
今は当たり前のように使える介護サービスだが、職員不足に歯止めがかからず、これまでにないレベルの崩壊が起きている。
『週刊東洋経済』2月17日号の第1特集は「介護 異次元崩壊」だ。「自宅で最期まで」――。10年後は、そんな希望はかなわないかもしれない。
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「介護事業者は、ケアマネジャー(ケアマネ)を集客マシンとしかみていない」──。
東京都三鷹市のあるケアマネは怒気を込め語る。「介護報酬を稼ぐために、自社の介護サービスをケアプランに “過剰に”組み込むよう所属するケアマネへ圧力をかける事業者が多々いる」という。
ケアマネの主な仕事は、利用者の要介護度や生活状況、希望に合わせてケアプランを作成すること。適切なプランでなければ利用者のQOL(生活の質)低下につながりかねないため、いいケアマネに巡り合えるかどうかは利用者にとって重要事項だ。
「囲い込み」と呼ばれる悪弊
でははたして、ケアマネは利用者ファーストのケアプランを作成できているのだろうか。
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