
母の介護を1人で抱えていた男性のケース
ある認知症の実母を介護している男性(実母から見た息子)のケースです。彼は奥さんと子ども2人と一緒に、実母と同居して介護をしていました。
この男性は、実母の認知症の症状によって、家族の気が休まらないことを、常に申し訳なく感じていました。実際に彼はたびたび、そのような言葉を介護職(ヘルパーやケアマネジャー)に対して漏らしていたそうです。
しかし、介護職が奥さんと子どもに個別に介護の負担について聞いてみると、この介護についてはそれほど負担を感じてはいなかったのです。
むしろこの男性が介護を抱え込みすぎていることのほうが心配だと伝えたそうです。もっと家族の皆で考え、協力して介護に向き合えばいいのに、責任感から彼は1人で苦しんでいるように見えたとのことでした。
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