仲良しの家族が「介護地獄」に陥りやすいワケ 待ち受ける「自滅型介護」から身を守る方法
介護離職者が年に10万人を超える現状を踏まえ、厚生労働省は、11月20日に行った審議会で、40歳となった従業員全員に、介護休業などの支援制度を周知することを企業に対して義務づけるために、来年の通常国会に法律の改正案の提出を目指すという方針を打ち出しました。
「現役世代だけでなく、これから老老介護も増えていく中で、どう介護とともに暮らしていくのかが生活、人生をどう送るのかに大きくかかわってくる」と語るのは、自身で訪問看護ステーションを立ち上げ、介護の現場に携わった看護師の坪田康佑氏。同氏の著書『老老介護で知っておきたいことのすべて』では、介護で悲惨な状態に陥りやすい人には、ある特徴があるとあります。本稿では、同著から抜粋・再編集して、介護で苦労する人の特徴とその解決方法を紹介します。
あなたは介護で苦労するタイプ?
いきなりですが、まずは次の質問に答えてみてください。
「はい」と答えた数はいくつだったでしょうか?
5~6個の方は「要注意」、7~11個の方は「要改善」、12個以上の方は「危険」です。
いかがでしたか?
自分の体調管理や息抜きが苦手だと、介護がつらくなってしまうことは、皆さんも何となく想像がつくと思います。
加えて、何事も自分で抱え込み、「完璧」にやらないと気が済まないという方ほど、老老介護がつらくなってしまうのではないかと、私は感じています。
1、2、4、5、7、9の項目のいずれかに「はい」と答えた方は、そうなってしまう可能性があります。該当する方は、たとえ合計の数が4つ以下だったとしても、少し注意が必要かもしれません。
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