50代前半の8人に1人が「働きながら介護」の衝撃 「ビジネスケアラー」問題は他人事ではない

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車椅子を押すビジネスパーソン
働きながら介護をする「ビジネスケアラー」は今後ますます増えていくだろう(写真:ocsa / PIXTA)
話題の「2025年問題」。超高齢社会となり、さまざまな影響が予想されています。その中でも注目されているのが「ビジネスケアラー」の増加です。「骨太の方針2023」にも盛り込まれ、個人だけでなく企業も対応を迫られています。
ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち』では、介護と仕事の両立支援サービスのトップ企業であるリクシスの副社長・酒井穣氏が、仕事と介護をうまく両立させるためのノウハウや指針を紹介しています。本稿では同書より一部を抜粋・編集のうえ、ビジネスケアラーとは何か、多くの人にとって無関係ではいられない理由についてお届けします。

介護問題が爆発する2025年

人口ボリュームの大きい団塊の世代が、2025年には75歳以上の後期高齢者となります。そして75歳以上になると、急速に介護を必要とする人(要介護者)の割合が増えます。日本においては2025年が、介護問題の爆発の年となるのです(2025年問題)。

 大介護時代の到来です。

団塊の世代とは、第1次ベビーブーム(1947~1949年)に生まれた800万人を超える「人口のかたまり」です。日本の歴史に対して、非常に大きなインパクトを持ってきました。この世代の給与がピークにあったとき、日本で大きな「バブル経済」が起こりました。

そしてこの世代が現役を退いていく中で、日本は「失われた30年」に苦しんだのです。

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