3月3日、ついに任天堂の新ハード「Nintendo Switch」(以下、スイッチ)が発売された。
同時に発売されたローンチタイトルの1つが、今回取り上げる「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、ブレス オブ ザ ワイルド)」だ。ゲーム総合メディア「ファミ通」の調べによると、スイッチは3日間で33万台、ブレス オブ ザ ワイルドは19万本(ダウンロード販売の数字を含まず)が販売されたという。
ゼルダの伝説シリーズは、初代「ゼルダの伝説」が1986年の2月21日にファミリーコンピュータディスクシステム専用ソフトとして発売されて以来、現在に至るまでにさまざまなシリーズ作品が発売されており、本作はシリーズ作品としては18作目(「ふしぎの木の実 時空の章/大地の章」(ゲームボーイカラー版)を1作品として数えた場合)となる。
マリオシリーズやポケットモンスターシリーズと並ぶ、任天堂に無くてはならないシリーズといえる。日本でも有名だが、海外で特に評価が高く、世界的に親しまれている。
ブレス オブ ザ ワイルドは微妙な存在!?
そんな重要なシリーズなのだからスイッチのローンチタイトルとしてふさわしいかとも思うのだが、ゲームファンから見るとローンチタイトルとしては、いささか微妙な存在でもある。ローンチタイトルにはハードウエアの普及を力強いスタートダッシュで助ける役割が期待されているため、新ハードの魅力を余すところなく伝えられるタイトルが求められる。
スイッチの「外に持ち出してコントローラーを2人で分けあって遊ぶ」というハードコンセプトや、また他のゲームにない表現力の高い「HD振動」など、ブレス オブ ザ ワイルドにはスイッチならではの機能というのは明確な形では使われていない。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら