就活では隠れた「キラリと光る企業」を狙え 大手だけでは危険、グループや中堅こそ穴場

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2018年卒の就活がスタートした。単なる大手企業狙いでは、自分と合った企業とも出会えない(撮影:風間仁一郎)

いよいよ2018年卒(現大学3年生等)の就職活動が始まりました。ここ数年、求人市場では、全体的に人手不足が叫ばれ、大手企業も積極的な採用活動を展開しています。

一方で、大手企業のグループ会社(子会社や系列会社)や中堅・中小企業もまた、大手企業に集中しがちな優秀な人材を採用しようと意欲的に活動しています。

今回は、そうした大手グループ会社や中堅・中小企業の動きに触れながら、魅力的な企業に出会うためのアドバイスなどをお話しします。

大企業以外とは接する機会が少ない

“人手不足”の現在、新卒の就活は空前の“売り手市場”。2017年卒の採用に関していうと、2016年12月時点で採用予定数を満たす内定者を確保できた企業は、大手グループ会社や中堅・中小企業のうち約6割程度です。

残りの2割の企業は、なんとか採用予定数に達するようにと3月いっぱい採用活動を継続する意向ですが、さらに残った2割弱の企業は採用予定数に達しないまま既に採用活動を終了しました。

実際、2017年卒の学生の中には、大手グループ会社にとりあえずプレエントリーしたものの、慌ただしい就活で、大手企業である親会社の就活を優先させる傾向が強いようです。

また、「(規模にかかわらず)自分の知らない企業の中にも、魅力的な会社があるはず」とわかってはいても、短期決戦となった就活のさなかでは、その中から自分に合う企業を見つけるだけの十分な時間や検討材料が足りなかった学生も多いようです。

そうした現状を踏まえ、2018年卒の採用では、各社とも自社の魅力を学生に伝えるため、これまで以上に積極的な方策を練る動きがあります。

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