3月の本格的な就職活動開始まで残り1カ月近くとなった。今年は売り手市場で高望みしなければ、比較的内定が取りやすいともいわれる。ただ、いくら内定が取れても、どのような会社でもいいわけではないだろう。ブラック企業は避けたいし、できるだけ働きやすい会社を選びたいと思うのが普通だ。
新卒占有率が100%なのは8社
そこで、今回は今後就活で本格化する会社選びの参考になるデータとして、「新卒でないと入りにくい会社(新卒採用占有率)」ランキングをご紹介する。
「新卒採用占有率」は『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』掲載データを使い、2016年4月新卒採用者(一部はその前後の第二新卒等を含む)と2015年度の中途採用者数の合計に対して、新卒採用者が占める割合を計算したもの。おそらく他ではあまり見ることのできないデータで、今回は100社まで紹介する(対象は採用数が新卒・中途で合計50人以上)。
ランキング1位は新卒占有率100%だ。大垣共立銀行、武蔵野銀行、四国銀行、宮崎太陽銀行といった地銀、そしてアルファシステムズ、四国電力、丸井グループ、日新の計8社が並んだ。最も設立が新しいアルファシステムズでも1972年。いずれも歴史のある会社がそろう。
以下、99.6%で9位の京都銀行から、100位で3社並ぶ福岡銀行、SCSK、オリエントコーポレーションでも90.5%と、ランキング100社全社が「90%以上」という、高い数値となっている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら