せっかく就職するなら、ずっと働ける会社を選びたい。人材の流動化が叫ばれても、数年で人が入れ替わるような職場にはそれなりの理由があるはずだ。また、仮に転職するにしても、再び転職することがないような会社であってほしいと思う人は多いだろう。
中途比率が高いと平均勤続年数は下がる
そうした「定着率が高い会社」を探す指標として、「新卒3年後離職率」や「平均勤続年数」がある。確かに重要な指標だが、新卒3年内離職率は、あくまで入社3年の社員が対象。その後の在籍期間や将来の転籍などの可能性についてはわからない。
もうひとつ、「平均勤続年数」というのがある。在籍している社員の勤続年数の平均で、数値の高いほうが長く在籍している社員が多い、という結論になる。ただし注意したいのが、中途社員の比率が多い会社の場合、勤続年数の平均は下がる傾向にあること。実際の定着率についてその数字だけで判断できない部分もある。
そうした指標だけでなく、「人の入れ替わりが激しくない」「定着率が高い」と会社の内部の人たちが思っているか、ということも判断基準にしてもいいだろう。そこで今回、エン・ジャパンが運営する口コミサイト「カイシャの評判」のアンケート結果を基に作成した、「社員の定着率が高いと思う会社」をランキング形式で掲載する。
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