勢いのある業界は誰にとっても魅力的。だがいつまでも好調とは限らない…人気ではなくあえて自分の「好き」で仕事を選ぶメリットとは

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「今、絶好調の業界」を志望する人が見落としがちなワナ(写真:pearlinheart/ PIXTA)
就職活動や仕事選びの場面では、今後のキャリアや生活を考えて、成長著しい業界や人気の高い職種に目を向けがちだ。
しかし、投資の大家も強調するように“未来は予測できない”。ビジネスの世界では、繁栄や衰退は偶発的に訪れるからだ。
そこで、仕事を選ぶ際に「優先すべきは、不確かな人気より自分の好きなこと」という提案がある。
現役投資アナリストとして富裕層と接してきた執筆者が、著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』の中で、仕事選びにあたって「自分のやりたいこと」が重要になる理由を解説する。

 

2002年、不人気の証券会社に就職したら

投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために
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わたしの最初の就職先は『イーデイリー』という経済新聞社で、そこで1年間記者として働いた。

そのなかでも金融関係の記事を書くのが楽しくて、自然と証券会社に興味を持つようになった。悩んだ末に会社を辞めて証券会社の採用に応募し、内定のお知らせを受け取ったときは、どれほどうれしかったことか。

その当時、韓国では、証券会社は大卒者に人気の就職先ではなかった。インターネットの爆発的な発展でIT企業やベンチャー企業が脚光を浴びて、好況期が訪れたけれど、2000年にバブルがはじけた。

「ITバブルの崩壊」だ。

テレビでは連日、担保不足口座のニュースが流れ、有望なIT企業の上場が取り消されたことで、元本の90%以上を返済できない人も続出した。証券会社の社員は疫病神のような目で見られ、証券会社じたいが投資をたきつける悪い場所という認識が広がっていた。

ところが、おもしろいことに入社翌年の2003年から2007年には中国の急成長に伴う投資の拡大で、空前の好景気に突入したのだ。

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