年末の仕事の追い込みでストレスがたまりやすい時期に突入した。電通の女性新入社員が昨年12月に過労自殺したことを受け、「長時間労働の是正」に注目が集まってはいるが、それでも山積みの仕事が解消されるわけではなく、“心身共に疲労困憊”ということは依然としてありがちだ。
仕事のストレスを抱えていれば、気分は落ち込み、仕事に対するやる気も薄れる。そんなとき、「もしかして、うつ病かも……」という疑念が頭をよぎることもあるだろう。
ちょっと気持ちが疲れているだけなのか、それともうつなのか。それを見分けるサインについて、メンタルヘルスに詳しい杏林大学名誉教授の古賀良彦医師は次のように説明する。
「疲れていても目が覚める」これってうつのサイン?
「うつの症状は、やる気が起きない、落ち込むなど、気分的なものが主だと思われがちですが、実は身体症状もあります。疲れているのに朝早く起きてしまう①早朝覚醒や、②頭痛、③めまい、④しびれ、⑤腰痛、⑥下痢や⑦便秘などの自覚症状があれば、注意が必要です」
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