まず、最終学歴が高校卒・中学卒の女性が住みたい街を見てみると、1位は横浜みなとみらい。3位は鎌倉です。しかし、総合ランキングでは上位にある、恵比寿、代官山、中目黒、そして吉祥寺は上位には来ていません。
専門学校・専修学校卒の女性が住みたい街も1位は横浜みなとみらい、2位が鎌倉です。こちらは、恵比寿、代官山、中目黒、そして吉祥寺が7位にランクインしました。
さらに、短大・高専卒の女性の住みたい街の1位は鎌倉、2位が横浜みなとみらい。鎌倉と横浜の順位が逆転しました。そして、吉祥寺、二子玉川、そして恵比寿、代官山、中目黒が上位に浮上してきます。
そして、4年制大学卒の女性になると、住みたい街の1位は恵比寿、代官山、中目黒です。2位は吉祥寺で、横浜みなとみらいは3位、鎌倉も8位にランクダウンします。その代わり、三軒茶屋が浮上しています。
このように、学歴によって女性の住みたい街は変わります。4年制大卒の女性は、就職して正規職員になる可能性が高く、収入も高く、ただ「住みたい」だけでなく、実際に住める可能性が高まります。そういう女性には、恵比寿や吉祥寺が選ばれます。
横浜みなとみらいは「家庭志向」の女子が熱烈支持
その一方で、今回の住みたい街ランキングで総合1位だった横浜みなとみらいは、女性の、特に4年制大学未満の学歴の人たちから強い支持を受けています。
彼女たちは、4大卒と比べると非正規雇用が多く、収入が低く、仕事志向と言うよりは家庭志向が強まるのだと思われます。
したがって、キャリア志向で経済的に自立した女性が住みたい街の1位は恵比寿、代官山、中目黒ですが、どちらかというと仕事よりも家庭を重視している、家庭志向の女性が住みたい街も、第1位は横浜みなとみらいなのです。
第2位 恵比寿、代官山、中目黒 ・・・13.5%
第3位 吉祥寺 ・・・11.8%
第3位 鎌倉 ・・・11.8%
第5位 二子玉川 ・・・11.4%
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