高学歴地帯「中央線」で読まれている新聞は?

下町は産経強し、新聞購読に現れる地域性

沿線や地域によって売れている新聞には違いがある(写真:IYO/PIXTA)

各社それぞれの論調がある新聞。どんな新聞を購読しているかということは、その人物の所属する社会階層や持っている社会意識を表す1つの指標といえる。どの地域でどんな新聞が読まれているかを見てみることで、地域の性格もある程度見えてくるといえそうだ。

そこで今回は、新聞折込チラシの広告代理店が公表している、どの地域にどれだけの折込チラシを入れるのかというデータをもとに、東京周辺の地域・沿線の新聞の購読傾向を調べてみた。使用したデータは、有力な広告代理店のホームページに掲載されている折込チラシ配布数をもとにしている。

オフィス街の日経、郊外の読売

新聞の折込チラシの部数は、その地域の販売店が扱っている新聞の部数を反映している。ただ、新聞販売店が仕入れる新聞の部数と、実際に宅配される部数が異なっていることはあらかじめ述べておきたい。雨に濡れてしまったり、汚れたり破れたりした際の「予備紙」などで、販売店に届く部数と実際に配られる部数には差があることは知られている。

また、エリアによって販売店の営業力の差が部数差につながることも少なくない。必ずしも社会階層や社会意識を反映したものではないケースもあるので注意してほしい。ただ、地域ごとの新聞のデータは、大まかな傾向を示しているものとして参考になるだろう。

東京都の東部を除く全53市区町村と神奈川県横浜市の18区、川崎市の7区でそれぞれ最も読まれている新聞を調べてみると、企業などが集中する都心部の東京都港区・渋谷区・新宿区・千代田区・中央区の5区は日経がトップ。朝日は東京の13市区と横浜市の8区、川崎市の1区で、その他の市区町村では読売が1位となっている。

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