秦野駅長が語る「小田急らしくない駅」の日常風景 斬新デザインの駅舎は「アウトドアの聖地」の玄関口

秦野駅の栗林範之駅長。近未来的なデザインが駅の随所に施されている(記者撮影)
神奈川県の西部に位置する秦野市は人口約16万人、北の丹沢山塊と南の渋沢丘陵に挟まれた県内で唯一の盆地の中にある街だ。
中心部を流れる水無川の名前が象徴するように地下水が豊富で、「秦野盆地湧水群」は環境省の「名水百選」に選ばれている。
通勤通学とレジャー需要
市内を走る鉄道は小田急電鉄小田原線のみ。4つある駅のうち、中心となるのが秦野駅だ。ホームは2面4線で、特急ロマンスカーも一部が停車する。
平日のラッシュ時間帯は通勤通学客でにぎわうベッドタウンの駅の一面がある一方、休日は登山客の姿が目立つ。「登山は丹沢に始まり、丹沢に終わる」と言われるほど初心者から上級者向けのコースが揃っているという。
北口のバスターミナルにはヤビツ峠・蓑毛(みのげ)方面へ神奈川中央交通のバスの乗り場がある。自転車のヒルクライムやトレイルランの愛好家にも人気。ヤビツ峠のレストハウスは「丹沢ロイヤルカレー」が名物となっている。
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