秦野駅長が語る「小田急らしくない駅」の日常風景 斬新デザインの駅舎は「アウトドアの聖地」の玄関口

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
小田急 秦野駅 駅長
秦野駅の栗林範之駅長。近未来的なデザインが駅の随所に施されている(記者撮影)

神奈川県の西部に位置する秦野市は人口約16万人、北の丹沢山塊と南の渋沢丘陵に挟まれた県内で唯一の盆地の中にある街だ。

中心部を流れる水無川の名前が象徴するように地下水が豊富で、「秦野盆地湧水群」は環境省の「名水百選」に選ばれている。

この記事の画像を見る(63枚)

通勤通学とレジャー需要

市内を走る鉄道は小田急電鉄小田原線のみ。4つある駅のうち、中心となるのが秦野駅だ。ホームは2面4線で、特急ロマンスカーも一部が停車する。

【写真を見る】近未来的な外観の秦野駅の橋上駅舎は「『丹沢山塊』をキーワードに豊かな自然と調和したデザイン」をコンセプトに設計されたという。駅舎だけでなく、周辺のモニュメントも「小田急らしくない駅」を演出している(63枚)

平日のラッシュ時間帯は通勤通学客でにぎわうベッドタウンの駅の一面がある一方、休日は登山客の姿が目立つ。「登山は丹沢に始まり、丹沢に終わる」と言われるほど初心者から上級者向けのコースが揃っているという。

北口のバスターミナルにはヤビツ峠・蓑毛(みのげ)方面へ神奈川中央交通のバスの乗り場がある。自転車のヒルクライムやトレイルランの愛好家にも人気。ヤビツ峠のレストハウスは「丹沢ロイヤルカレー」が名物となっている。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事