東武日光線「板倉東洋大前から栃木」に何がある? 小さな駅でも構内が広い「北関東」らしい風景

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新大平下駅
特急が各駅停車を追い抜く新大平下駅。日立の工場が駅前に広がる(撮影:鼠入昌史)

東武鉄道の電車はやっぱり北関東を走ってこそだと思っている。

もちろん、東武東上線にしろ東武スカイツリーラインにしろ、通勤路線として八面六臂なのは東京都内から埼玉県内にかけて。列車の運転本数もこのエリアが圧倒的に多い。日本を代表する私鉄通勤路線といっていい。

北関東らしい沿線風景

しかし、である。東武の電車に乗っていて、いちばん楽しいのは北関東、すなわち群馬県・栃木県に入ってからだ(ちなみに茨城県内は走っていません)。

【写真】学生の姿が消えた板倉東洋大前から、新幹線のような立派な高架にある栃木まで、変化に富んだ東武日光線の“途中駅”の様子(29枚)

利根川を渡ると、車窓はあきらかに一変する。それまでも埼玉県北部ともなれば田園地帯が目立つけれど、やはり何かが違うのだ。

わかりやすい言葉にするには悩ましいが、東京的な要素がだいぶそぎ落とされてきて、駅の周りには小さくも魅力あふれる町が広がる。そんな印象を持っている。

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