静和駅から田園地帯を抜けると、再び市街地の中に入って新大平下駅へ。“新”と付くことからわかるとおり、大平下という駅もある。そちらはJR両毛線の駅で、両者は歩いて15分ほどの距離。ただ、新大平下・大平下間で乗り換えるお客はほとんどいないとか。そりゃあ、どちらも乗り入れる栃木駅が隣にありますからね。
さて、新大平下駅だが、こちらはこれまでの駅とは少し違った雰囲気を持っている。というのも、駅の東側には日立系列の巨大な工場があるのだ。だから出入り口は東口と西口それぞれに設けられているし、跨線橋の幅も広い。
駅舎は小ぶりだが広い構内
日立の工場がある東側には、駅舎の脇にスーパーマーケット。その南側には住宅地が広がる。西口も基本的には住宅地だ。その中にちらほらと飲食店があるのは、やはり工場があるからか。
「新大平下駅は太平山の登山口のスタート地点にもなっているので、行楽で来られる方もいるんです。特急の追い抜きが行われる駅でもあるので、2面4線で広い構内を持っているのも特徴です」(福田管区長)
そして、福田管区長が預かる栃木駅の管内で最後の駅が、栃木駅。新大平下駅を出てからしばらくは田園地帯を駆け、左側にJR両毛線の線路が見えてきたあたりから高架に駆け上る。高架上でJR両毛線とホームを並べるのが栃木駅だ。駅名標にはイチゴがあしらわれていた。
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