グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
今回の連載からは、実際に子育てをするみなさんからいただいたご質問に答えていきます。悩みのある方は、ぜひこちらのフォームから質問してくださいね。
【子育て相談 Vol.1】 へ理屈ばかり言う息子に、どう対応すればいいですか
子育てに関する悩みについて、ご相談させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
私は、上が4歳の男の子、下は1歳の女の子の2人の子どもの母親です。夫は昨年より転勤となり、単身赴任をしてもうすぐ1年になろうとしています。
悩みというのは、4歳の息子のことです。
私もパートながら仕事をしていますので、平日の日中は子どもたちは保育園へ行っています。日頃はとても優しく、妹のこともかわいがってくれています。保育園でも比較的先生の話をよく聞き、周囲のお友達の様子もよく観察していて、困っている子がいると助けてあげている、と先生からも褒めていただけることもあります。普段はスキンシップも心掛けていますし、一緒に制作をしたり、遊んだりするようにしているつもりです。
しかし最近、息子の行動が危なかしっかたり、気になったりする際に私が注意すると、へ理屈を言うようになりました。以前より同じ歳のお友達より口が達者で、理屈っぽいところはありましたが、最近ではそれに輪をかけてひどくなってきたのです。
もちろん、それだけ知恵がついてきたと思えばうれしいことなのですが、へ理屈を言って私を含む大人を言い負かそうと必死で、私が注意した内容は記憶に残っていない様子なのです。まだ4歳ということもあり、そのへ理屈の内容は薄く、筋の通っていないことばかりですが、へ理屈を言って大人を言い負かすことで、大人と対等であろうとするのです。
筋の通っていないこと、間違っていることは親として「間違えている」と根気強く説明しても、自分の考えを頑として変えようとせず、しつこく同じへ理屈を言い続けます。あまりにしつこいためきつくしかると、「どうして自分だけエラそうに言われなきゃいけないんだ」と言うのです。
「あなたは私の子どもで、私はあなたの親。あなたが間違えた考えのまま大きくなるのは親として悲しい。だから注意をするし、きちんと聞かないなら、もちろんきつくしかることもある」と何度説明しても、「エラそうに言われることが納得いかない」との一点張りです。
同じ歳のお子さんを持つ友人に相談しても、このようにへ理屈を言う子はおらず、この先、息子にどのように接すればよいのか、私の対応は正しいのかどうか不安になってきました。
ちなみに、夫が帰宅した際に同じようなことがあり、その際に夫もきつく息子をしかりましたが、息子は一向に変わりませんでした。
どうぞよろしくお願いいたします。
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