へ理屈ばかりの子、勉強しない子への対処法

“ガミガミお母さん”になってはいけません

【子育て相談 Vol.2】 反抗期の娘が勉強しません
 はじめまして。今週から始まったミセス・パンプキンさんのコラム、とても興味深く拝読しております。
 今回は中学受験のお話でしたが、中学・高校での接し方についてご相談させていただきます。
 わが家には、まさに親子二人三脚で中学受験をし、いわゆる最難関校に合格した娘がおります。
 中1の間は受験勉強での知識が残っていたおかげで、ほとんど勉強をせずとも割とよい成績を取っていました。部活や学校行事にはとても積極的にかかわっていて、学生生活を満喫しているようでしたので、そうした経験も必要だと思い、私も何も言わず放っておいたのです。勉強しなくてはいけないときにはやるだろうと信じて。
 ところが中2から成績は右肩下がり。部活や学校行事に心を奪われ、「勉強も同様にやってくれれば……」と担任の先生からも言われる始末です。
 学校生活が忙しく、娘と同じように成績を落としたお子さんもいましたが、部活引退後、努力をしてしっかり挽回していきました。そして娘だけが最後まで気持ちを切り替えられず、取り残されてしまったのです。
 さすがに本人もそんな自分が情けなくなり、高校からは心を入れ替えると宣言したものの、視野を広げるための本も読まず、知識欲も感じられません。日本の大学を出ても、まともに就職できなくなる時代がそこまでやってきているというのに、この調子で将来どうなってしまうのか、焦るのは親ばかりです。
 反抗期ということもあり、もう親が何を言っても言うことは聞かないし、かといって、見ていると何か言いたくなってしまうし、親のストレスがたまる一方です。
私も主人も、学生時代は放っておいても勉強するタイプだったので、遊びほうけて平気でいる子の気持ちがまったく理解できないのです。高校で挽回するために、今後どうやって娘のやる気を引き出し、よい方向に導いていったらよいか、アドバイスをお願いします。

 

<ミセス・パンプキンからのコメント>

教育に王道はなし

このご相談へのズバリとした回答があれば、教育産業界はもっと効果を上げているでしょうし、人類の教育レベルも格段に上がっていたことでしょう。と言ってしまえば終わってしまうわけで、そんな中から何かを申し上げるとすれば……。

わが家の場合は、中学生からは完全に放任主義でした。成績が上がらなかったり、大学受験で第1志望校に入れなかったりした経験は1度や2度ではありませんでしたが、それでも親としてストレスに感じることはありませんでした。

やってくれるはずだという期待を持たなかったことは言いませんが、高校生になった子に親がガミガミ言って勉強させて成功した例を見たことがなかったというのもあります。高望みをするまい、その子の人生はその子のものという考えもありました。

結果として、自分の将来の責任は全部自分で背負ったわけで、大学で力を出した子、大学院であるいは社会に出て力を出した子、それぞれですが、この時期に親のできることは限られているのではないでしょうか。

一流校の大学生のアンケートをみていますと、ほとんど例外なく、「親からは信頼され、放任されていた」「目的を持って自主的に頑張った」というものでした。かといって努力しない子を信じて座視するのも難しいことです。第3志望校の大学卒業からでも成功した人は山ほどいます。大学へ行かないで遊びや趣味の中から起業する人も少なくない時代です。まずは親が「子どもの幸せへのルートはいくつもある」と発想転換し、お子さんとの距離を縮められることが先決ではないでしょうか。

次ページ好きこそ物の上手なれ
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
JR北海道<br>労使癒着の深い闇

赤字路線を多数抱え、自力再建が難しいJR北海道。来年にも経営支援のために公金が投入される。だが、革マル派と密接な労働組合と会社の労使協調路線を放置したままでよいのか?