若手部下がダメなのは、あなたがダメだから

ゆとり世代はダメじゃない?

では20代は何をすればいいのか

――部下を否定する前に、上司が自分を棚に上げているということですね。では、20代側がやるべきことは何でしょうか。

西村 雅史 (にしむら・まさし)
1991年、千葉大学を卒業後、アクセンチュアに入社。主に金融業界を対象にした全社業務改革/システム刷新プロジェクト、金融機関統合案件を中心に戦略・企画~システム開発・導入まで幅広いプロジェクトを担当。近年ではグローバルに関わる複数の大規模業務&システム刷新プロジェクトにおいて実績を重ねている。2005年、マネジング・ディレクターに就任。

私から伝えることがあるとしたら、大学時代にやりたいことを見つけて、これならいくらでも熱意が湧くという経験を積んでおくことだろう。研究職なら大学からキャリアにつながる勉強が必要かもしれないが、実際は大学とまったく関係ないことをやる人が大多数だろう。

知識やノウハウは社会に出てからいくらでも教えられるが、好き嫌いのような思いや熱意は、簡単に教えられない。本当に自分がしたいことは何か、何で人生のキャリアを積むのかを真剣に考えてほしい。

――なるほど。それでも、学生時代にいくら頑張って企業研究をしても、その世界は限られていると思うんです。私も記者になってから知った世界がたくさんあります。

学生時代に知れる世界は限られていても、それは当然だし、それでいい。知れる範囲内で夢中になれるものを探していけば、社会人になってからいくらでも、特に若い内はいろいろと視野を広げてチャレンジできる。

たとえば、私がコンサルティングという仕事を22年間やってきたのは、優秀だからではない。ただ、この仕事が好き。楽しさがあったから、辞めずにやってこれた。長くやるには好きという熱意がないと、とてもつまらないだろう。目先のやりたいことを素直にやる。新たな発見を繰り返して、また新たに選択をしていけばいい。

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