「週5で習い事」の子がAI時代に真っ先に淘汰される怖い理由

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塾で学習をする小学生
その過密なスケジュールは、本当に子どもの将来のためになっているのでしょうか?(写真:Mills/PIXTA) 
その「習い事」は、本当に子どものためになっていますか? 近年の家庭でよくある「習い事過多」に警鐘を鳴らすのが『子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感』を上梓した非認知能力専門塾Five Keys代表の井上顕滋氏です。

「月曜日と木曜日は学習塾、火曜日はサッカー、水曜日はピアノと英語、金曜日はプログラミング、そして週末は塾のテスト対策……」

これは決して極端な例ではありません。多くの親御さんたちがこうした「習い事スケジュール」を我が子に課しています。

私が直接関わってきた保護者からも、「子どもがやりたいということを全部やらせていたら、親が本当に大切だと思うことをさせる時間がなくなってしまって、、、」「ママ友から『うちの子はこれ習ってるよ』と聞くと、うちの子も習わせなければと焦ってしまって、、、」というご相談を何度も受けてきました。

少子化が進む一方で、一人あたりの教育投資額は右肩上がりです。2024年のベネッセが実施したアンケート調査によれば、小学生の約7割が何らかの有料の習い事に通っており、さらにその半数以上(54.7%)が複数の活動を掛け持ちしているというデータがあります。

しかし、ここで立ち止まって考えてみてください。それぞれの習い事に相応の価値があることは間違いありません。しかし、その過密なスケジュールは、本当に子どもの将来のためになっているのでしょうか?

実は、私たちが「良かれ」と思って詰め込んでいる「大人が管理するプログラム」が、皮肉にも子どもの脳から、未来を生き抜くために最も重要な「ある能力」をトレーニングする機会を奪っている可能性があるのです。

習い事の「詰め込み」と実行機能の相関

教育熱心な親ほど、「何もしない時間」を「成長の機会損失」だと恐れます。しかし、発達心理学の知見は、全く逆の真実を告げています。

ここで、1つ目の科学的根拠をご紹介します。2014年にコロラド大学のジェーン・バーカー氏やユーコ・ムナカタ教授らによって発表された、6歳から7歳の子どもを対象とした研究です。彼らは、子どもの日常生活における時間の使い方が、脳の管理システムである「実行機能」の発達にどのような影響を与えるかを調査しました。実行機能とは、目標達成のために自らの思考や行動を制御する力であり、将来の学業成績、健康状態、さらには経済的な成功まで予測する極めて重要な認知能力です。

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