上司「うーん、まいったなぁ……」
おや、何か悩んでおられるようですね、どうかされましたか?
上司「いやぁ、前回のコラムの、『イラっとしたメール』に書いてあったこと、自分のことのように思えて、部下にメールするのが怖くなってしまったんですよ……」
なるほど。それは失礼しました。でも悩んでいるということは、変わりたいと思っている証拠です。とてもよいことですね。
上司「はぁ」
と、このように前回のコラムで「痛いところをつかれた」と思った方も、反対に「自分には関係ない」と思っている方も、今回は「女性部下の心をつかむメール」とはどのようなものなのか、一緒に見ていきましょう。
「了解」だけのメールって……
では早速「ケース1」です。
ここにひとりの女性部下がいます。彼女は営業の仕事で目に見えるような結果を残してくれました。メール内容は、その報告です。さてあなたは彼女に対してどのような返信を送りますか?
上司「そうですねぇ……、『了解』かな?」
はい。これはもうダメな例の見本ですね。0点、いやマイナス100点くらいです・・・あ、ごめんなさい。そんなに暗い顔しないでください。でも、「了解」って、彼女の連絡に対して、承認をしただけですよね? やはりここは上司として彼女の心理を読み取り、最低限のねぎらいの言葉をかけてあげてはいかがでしょうか。
「お疲れ様」「ありがとう」「おかげで助かったよ」短い言葉ではありますが、部下にとっては「やさしさ」を感じ、次の仕事に向かって行くための「勇気」へと変化する魔法の言葉なのです。
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