それは好きになりかけても仕方ないかも(笑)。でもこうして部下一人ひとりのやる気スイッチを観察している上司って本当に素敵ですよね?皆さんも弱っている部下に温かい「励ましのメール」を送ってあげてください。その一言で「上司は自分を信じてくれているんだ、頼ってくれているんだ」と、キラキラ輝く部下に成長すること間違いなしです。
ほかにも、ちょっとおもしろいアンケート結果もあったのでご紹介します。
「私が恋愛で悩んでいたとき、それを上司が察して『恋人がいるだけでいいでしょ? 私なんて毎晩くまモンと寝てるのよ。悩める相手がいるだけで幸せよ? くまモンは体温すらないのよ!』ってメールをもらって笑いがこぼれました。あとで聞いたら上司にもちゃんと恋人はいましたけど(笑)」
これは女性上司の「励ましのメール」ですが、愛情とユーモアにあふれていたので紹介させていただきました。笑いで励ますのも素敵ですよね。
おじさんギャグはすべります……
さて、ここまで学んできて、かなり部下へのメールも上手になってきたのではないでしょうか? では最後に修了テストをしましょう。女性部下が頑張り、大型案件を見事に受注することができました。さてあなたはどのようなメールを送りますか?
上司「そうですね……『おめでとう。努力が実った証拠だね。次も頑張ってください。期待してます! くまモンより』かな」
おお、いいですね!上司であるあなたも一緒に喜んでいることが伝わるよいメールです。ただ最後の「くまモンより」は残念ながら減点です。おじさんギャグだとしてもスベってますので。
上司「あの、もう1問だけ、お願いします。次はギャグなど書きませんので。」
わかりました。あなたのやる気に免じて、出題しましょう。子供のいる女性部下が「子供がインフルエンザにかかった」ということで数日お休みをしています。そんなある日、どうしても仕事のことで女性部下にメールをしなくてはならなくなりました。さてあなたはどのようなメールを彼女に送りますか?
上司「この場合のメールはですね、『お子さんの体調はどうですか?○○さんに伝染っていないことを祈っています。ところで仕事の件で恐縮なのですが』と書きます。」
素晴らしい。エクセレントです! なんてあなたは素晴らしい上司なんでしょう。このように本題の前に気遣いをしながら本題に入る。まさにYES効果、これぞエクセレント上司です。
上司「ありがとうございます。これで女性部下へのメールも悩まずに済みます!」
いかがでしたか?このように、人は誰でも、短い一言で嬉しく気持ちよくなったり、へそを曲げてしまったりするものです。言うなれば人(部下を)を、つねにやる気にさせるのも、させないのも、「ほんの一言」が大きな鍵を握っているのではないでしょうか。今回、ここに挙げた短い言葉、一つひとつは常識的なことのように思えても、実際、部下にメールをするときには、うっかり失念しがちなのかもしれません。どうか「ねぎらい」や「励まし」や「祝福」「感謝」そして「気遣い」の言葉を忘れずにかけてあげてください。部下はその思いをしっかり受け止めて、あなたを慕って、チームのために一生懸命仕事をするのですから。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら