「行けたら行け!」上司とどう付き合うか? 上司よ、はっきりしなさい!

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先日、テレビを見ていたら、WBCのプエルトリコ戦での監督の指示について取り上げられていました。さらにその番組では「上司に“行けたら行け”と言われたら部下はどうするか?」という企画まで行われており、結果はサラリーマン1000人に聞いたところ、なんと半分以上の6割の方は「行く」と回答していました。

もちろん、団体競技の監督と、会社の上司の指示の「行けたら行け」は、違うとは思いますし、ここでは誰が正しいとかは、一切、論じるつもりもありませんが、

「できたらやっといて」

「できる範囲でお願い」

「君に任せる」

営業部女子課メンバーの中にも、このような上司の指示に困っている部下は少なくないようです。そこで今日は「“行けたら行け”上司」について考えていきたいと思います。

対処に困る上司の「行けたら行け」発言

ここに3人の悩める女性部下の方がいます。この女性部下は、上司のどんなことで悩んでいるでしょうか。紹介していきたいと思います。

悩める女性部下① 「実は上司が、よく“行けたら行け”的なことを言ってくるんです。これまではそういうものかなと思っていたのですが、あのニュース以来、悩んでしまって……」

そうですか。それではまず、あなたの上司について聞かせてください。

悩める女性部下① 「実は先日、外回り中に上司から電話がかかってきて、ある取引先に “行けたら行け”って言われました。ただ、その日はほかのアポイントが詰まっていたので行けなかったんです。でも帰社するとその取引先から『どうして今日、来なかったんだ!』と、結局、クレームにつながってしまいました。 “行けたら”ではなくて“行かなくちゃいけない”案件だったんです……。私が悪いのでしょうか。」

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