仕事は一本に絞らずに奔放に生きたい

麻雀講師&ネイリスト女性の生き方

健康麻雀という言葉を初めて聞いた。昔ながらの雀荘は減りつつある現状で、「賭けない・飲まない・吸わない」を原則として心身の健康促進のためにゲームとしての麻雀を楽しむ人が増えているらしい。しかも愛好者は幼稚園児から老人までと幅広い。知らなかった……。

東京ではひとつの会場で100名もの参加希望者が集まることがあり、麻雀卓が足りず、時間帯を区切って3回転するほどの盛況だという。当然、主催して指導する人も必要だ。組織化して全国に普及しているNPO法人などもある。隠れたニーズを掘り起こせば仕事が生まれるのだ。

2012年3月に東京から愛知にUターンした石原愛さん(37歳)も健康麻雀に可能性を感じた一人。現在は岩倉市介護福祉課の依頼で高齢者向けに健康麻雀を教えつつ、将来は愛知県内で「教室」を展開しようと考えている。

健康麻雀事業の前に、東京の企業で14年間も働いていた石原さんが退職した経緯を聞きたい。

石原さんと出会ったのは10年ほど前。僕たちは、吉祥寺の「bar drop」というクラブで開かれるイギリスのロック音楽で盛り上がるイベントの常連客だった。その頃の石原さんは長髪が似合う美人だった記憶がある。

ヒビノ(業務用の音響機器販売大手)の営業担当として働いていたはずの石原さんが「愛知に帰って健康麻雀をやる。母が経営している結婚相談所も継ぐかも」と話したときには驚いた。音楽と麻雀、音楽と結婚相談所。つながりがまったくわからない。JR東海道線の岡崎駅前の居酒屋に入り、飲みながら話を聞くことにした。

「写真は苦手なんだよね」と顔をしかめる石原さん。ハイボールが似合います。
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